演出家・上田真弓 と 音楽家・犬塚拓一郎 

シネマ・デイキャンプなごうららvol.2。特別企画の「こどもたちが主役の映画づくり」

これはミガナル団の北川と上原が今年の正月にやるぞ!と決めたものの、

形にするのはこの方たちにお願いしなきゃ厳しいかもだなぁと。ザ・他力本願で甘える。。

様々な演劇舞台はもちろん、こども相手の舞台づくりも長年経験している俳優・演出家の

上田真弓さんに構成・演出をお願いしよう! 真弓さんとはその昔一緒に舞台を作ったり、

演出作品のちょこっとお手伝いをしたり。

あ。私の結婚披露宴の司会もしてもらった(笑)という長いおつき合い。で、甘える。

なんだかいろいろできる人なので紹介が大変だから、かなーり省略してご紹介(笑)


上田真弓(うえだまゆみ) 演劇企画ユニット「ウニココ」、満月即興代表 

俳優、劇作、演出、インプロヴァイザー  1991 年から沖縄の劇団で演劇を始め、役者として数々の舞台に出演する。2006 年、表現したい人をつなぐ演劇企画ユニット「ウニココ」を立ち上げ、音楽と絵とお話と演技を組み合わせたライブ活動をおこない、すべての作品の作・演出を手がける。また、那覇市、宜野座村で子どもたちと演劇作品をつくる取り組みをおこなう。映画出演 崔陽一「豚の報い」宮平貴子監督「わたしの宝もの」シンガポール映画/バナナマナフィルムス「Jimami Tofu」(出演、スクリプトスーパーバイザー)、照屋年之監督「NAGISA」(出演)など。2011 年、演劇教育に関する論文「教室の演劇」で琉球大学大学院を修了。現在大学非常勤講師。 


★上田真弓さん。ただいま琉球新報の南風に執筆中!

前回7/5の記事をシェアするのでぜひ読んでください!

そして次回7/19(金)掲載の南風はこの映画づくりのことにも触れるらしいと噂です。要チェック!

記事にもある慰霊の日は、名護で映画作りの真っただ中。こどもたちと一分間の黙祷をした。

大人としては慰霊の日について、さあーっと触れただけだった。映画づくりを進めなくては時間がない。でも。こどもたちはそのあと映画の素材となる部分「ひみつのねこに会うと願いを叶えてくれるって。何を願おうか?」という話題のなかでも。「死なないってお願いしたい」「せんそうをなくしてってお願いする」と言う子がいた。わいわい賑やかに笑ったり遊んだりしながらも、心の中に祈りがある姿にふるっときた。そんな部分もこの映画にほんのり滲みでてくるかもしれない。


 そして、そのこどもたちの映画に素敵な音楽をつけてくれるのが、即興音楽も得意な音楽家。

犬ちゃんこと犬塚拓一郎。ふんわりした優しさと素直さと強さと。何よりこどもたちが

わちゃわちゃしてダメダメになったりするところや、固まってしまうところを、犬ちゃんが温かい瞳で包み込んで楽しんでいる。そんな風にして音楽つくるって、どんな音なんだろう。どんな映画になると思う?観たいよね?

犬塚拓一郎(いぬづかたくいちろう) 音楽家

 犬ちゃんは「せかいが、ちいさな物語でみたされていったらいいな」と考えているのだそう。

 「音楽を通してそのお手伝いをしたい」 といっていた。 なるほど。彼の音楽は何かのジャンルにくくれない気がする。彼独自の音楽は、ときにはリズムが決まっていなかったり、走り出したりふっと消えたりする。それはちいさな物語だったんだ。 ちいさな物語は、目の前で繰り広げられている世界を、風景をまるごと受け止めて、犬ちゃんをとおして音になる。 そういうことかな。

いろいろな楽器や楽器ではない何かで音を奏でる彼の物語。

 「 雨のおとや、くるまの過ぎていくおと、通りのおしゃべりのこえ。 そういう音の風景や世界も、ぼくの音楽の一部になったりします。 あ、ちょっと違いました。ぼくの音楽も、その音の世界の一部なんだと思います。」 犬ちゃんのつくる物語 が、ひろいせかいのなかのちいさな物語のひとつとして、音楽となって耳に、心に響いてくる。

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